多汗症治療｜美容整形
多汗症とは、緊張・不安などのストレスが原因で交感神経に支障をきたし、体温などとは関係なく頭部・手・脇などのエクリン腺から汗が過剰に出る疾患です。
多汗症の治療法は、
■塩化アルミニウムを外用する。
■交感神経ブロック（手足の場合）。
■皮膚の切り取り、または削る手術（腋の場合）
多汗症の美容整形治療における治療としてはボトックス注入法があります。
ボトックス注入法は腋の下に、たんぱく質の一種で交感神経の働きを低下させる作用がるボトックスを注入することで、汗を出すエクリン腺やアポクリン腺の活動を抑制させます。
施術の時間は約10分程度で、麻酔なども使いませんので負担が小さい手術といえるでしょう。
ただし、この方法は、汗腺を取り除くわけではないので、永続的な効果は望めまぜん。
約3ヶ月ほどで運動神経から新しい運動神経の側副枝が伸びるため、アセチルコリン放出が新たに始まります。したがって3ヶ月〜6ヶ月に1度の再注入が必要となります。それらを数年繰り返せば汗腺が萎縮し、汗の分泌量が低下するともいわれます。
多汗症は、手のひらの場合、本が破れてしまう、汗で物が掴めないなど、日常生活への影響も大きなものとなります。
審美的な面だけでなく、お子様が多汗症の場合など、教科書が持てないなどの学習面でも障害となりますので、ご両親がよく配慮していただけることを願っています。